双極性障害とつきあうために

休養

悩む女性

双極性障害でも、うつ病の症状に重きがある場合は、休養を取りましょう。休養といっても、10分や20分程度の休み時間のことではありません。仕事を休職することです。仕事などの重圧によりうつ病を発症しているケースも多くあります。そうした場合は、思い切って仕事を休み休養することが大事です。学生の場合は、学校を休むのもひとつの治療法です。勉強が遅れると思いがちですが、その生真面目さが病気を誘発しているのです。双極性障害は病気だと割りきって、思い切って何もしないという選択が必要なときもあります。

双極性障害では、心理社会的治療が行われています。心理社会的治療には、認知療法、心理教育、家族療法などがあります。認知療法は、自分の考え方の癖を正す治療法です。双極性障害の人は、否定的な考えをすることが多いもの。自分ができなかったことを後悔するのではなく、できたことを前向きに捉えるように考え方の変化を起こします。心理教育は、患者が自分の症状についてきちんと理解して受け止めるものです。この病気にかかってしまう人の中には、認めたくなくて苦しむ人もいます。まずは病気を受け入れて、正しい知識を身に付けていくことが心理教育の目的です。家族療法では、患者一人ではなく周囲にいる家族にも理解を求め、一緒に病気を改善する仕組みを作るものです。たとえ患者自身が自分の病気を理解していても、周囲の家族が理解できていないと、患者本人に多大なストレスを与える場合もあり、症状の悪化を招きます。そうならないためにも、家族にも病気を理解してもらうことが大事なのです。